七社神社年賀状講座 舞台裏
実は、前夜におよそ2時間の設営をしたところ、あれもこれもとまだまだ不十分な点が散見されて、焦りを通し越し、顔をひきつらせつつ七社神社を後にしました。
アンケート作成に、配席を考えたりとまだまだやるべきことがてんこ盛りでした。
加えて、受付に置く「ようこそ七社神社へ」のはがき、「七社神社伝筆年賀状特別講座」の色紙、販売する見本のプライス表示等々、POP類も不十分なことが判明。
三浦由賀先生と、最終の打ち合わせを兼ねて食事を摂りつつも、三浦先生はアンケート作り、その横でわたしは配席に頭を悩ませてと、夜は更けていきました。
先月末の暖かさはどこへやら。
きーんと冷えた空気の中、いよいよその日はやってきました。
社務所の戸は全開、その向こうで遠巻きにはわかりませんが、追い詰められた形相の伝筆講師3人。いや、わたし以外おふたりはそんなことはなかったかもしれません。
受付を快く引き受けてくださったAさんを残し、わたしたち講師3人は社殿へ向かいました。
ここから先は神さまのいらっしゃる場所。
禰宜さんが、講座が始まる前にと、ご祈祷をしてくださいました。
渡り廊下からの写真は、以前に社殿を案内していただいたときのものです。
当日のご祈祷の張り詰めた空気は、しっかりと心に刻まれています。
これから皆さまをお迎えするからには、とにかく喜んでいただけるよう力を尽くそう、そう神さまに誓ったのでした。
心の準備はできていたはずなのに、司会進行を滞りなくできるか不安で仕方がありませんでした。
仕事で200人くらいの前で何度か話をしたこともありましたし、日頃から人前で話すことにそれほどまで緊張することはないのですが、このときばかりはそうはいきませんでした。
七社神社さまでの講座はわたしにとって、特別なもの。
とちりそう…不安を漏らすわたしを「大丈夫!」と励ましてくれた三浦先生、徳田先生。
大丈夫という言葉がこんなに心強く感じたことは今までにありませんでした。
そして、LINEでこんな言葉をかけてくださった生徒さまがいらっしゃいました。
「いつもの先生を」
“そうだ!わたしには応援してくれる生徒さまがいる!いつものわたしでいいんだ”、泣きそうになりながらもその言葉をかみしめ、無事に役目を果たすことができました。
本当にありがとう。
会場ではぺんてる筆ペンの他、年賀状見本も販売しました。
足りなくなっては困るからと、前日に急きょ増やしたわたしのオリジナル年賀状見本はありがたいことに完売しました。
今年は、年賀状講座をする予定はもうありませんので、まだ手元に少しだけ残っている伝筆協会の年賀状見本を販売させていただきます。
はがきサイズに折られており、広げると7種の年賀状見本が載っています。
どれもカラフルで楽しい感じの年賀状見本です。
1部500円税込に送料(普通郵便)と、わたしの直筆の年賀状見本またはクリスマスカードを1枚お付けして800円税込で申し受けます。
お申し込み後、振込先等のご案内メールを送信させていただきます。
自分の心にある、形のない想いや気持ちを、伝筆(つてふで)という見える形にして、
大切な人へ、大切に伝えます。
文字を描くのに年齢制限はありません。
50の手習いと言われるように、50歳からでも60歳からでも「生涯の技術」として、
伝筆をはじめていただけます。
一般社団法人伝筆協会認定講師
なみおか恵美
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