新しい生活様式
年始にお目にかかってからずいぶんと時が過ぎました。
Sさんから、こんな素敵なはがきをいただきました。
新しい生活様式
久しぶりに描いたと、わたしに宛てて届けてくれて本当にうれしかったです。
全然描いていないんです…Sさんのようにそうおっしゃる方は多いです。
みなさん、描いていないことで自分を責めていらっしゃる。
どうかどうか、自分を責めないでほしいのです。
描く時間があっても、なぜか描く気になれない…。
それはそれでいいじゃありませんか。
講師であるわたしでも、そうですから。
この夏は暑中見舞い状を自発的に出せませんでした。
暑中見舞い講座を開いておきながら。
描こうと思えば描けたはずです。
でも、描けなかった…。
これが現実です。
いま、わたしたちを取り巻く環境は大きく変化しています。
その中で、それでも描きたいと思う気持ちは持ち続けている。
それで十分だと思うのです。
白粉花 オシロイバナのように、しぼんでいる時間があってこそ美しく咲くのです。
咲く時がいまではないだけ。
手になじませた筆ペンの感触、描きたい時に思い出せばいい。
どれだけ時が経っていようと、筆ペンを持ちさえすれば感覚がすぐ戻ってきます。
なぜなら、そのように教えていますから。
筆ペンを持った時に、わたしも思い出してくれたらうれしいな。
いつでも、何年先でも、I'm here わたしはここにいます。
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