秋、空見上げればざくろ
しみじみと 日の七彩や 柘榴の実
岡本眸 作
秋ですね。
秋の果物、柿、栗、梨の他になにをイメージしますか。
わたしの場合、それは柘榴(ざくろ)です。
例のごとく、イラストに一目惚れした鳩居堂のはがき。
目上の女性Mさまにお届けしました。
ざくろの実はなんとなくわかるけど、実際に木に成っている様子は見たことない。
そういう人がほとんどではないでしょうか。
田舎育ちの私にとって、ざくろは珍しい果物ではなく、通学路にあるよその家の庭に普通に成っているものでした。
してはいけないのはわかっていながら、手を伸ばしてもぎ採って食べていました。
ここ東京で、毎日歩く大通りになんとざくろの木があります。
毎年、若葉が出て朱赤の花が咲き、実が成ってはじけるまでを楽しみにしています。
皮肉にも、手を伸ばしても届かない高いところに実をつけているんですよね。
「空 見上げる」は3年前の作品です。
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