美しい暮らしの息づかい真庭市勝山②
中にはどんな世界が広がっているのか、揺れるのれんをくぐるときはドキドキしました。
ひのき草木染織公房&ギャラリーを営む加納容子さんから、のれんにまつわるお話など直接伺うことができました。ご案内ありがとうございました。
御前酒辻本店の辻智子さんと同様、伝筆仲間西村英子先生は加納容子さんとも古くからのお知りあいだそうです。
お店の中は建物を活かし土間になっており、染織ものや食器類などがいい塩梅で陳列されています。
見ているだけでも心が豊かになる、そんな宝箱のようなお店でした。
勝山ののれんは、加納容子さんが一枚いちまいすまい手の思いを聞いてデザインされたもの。
どれもこれも、うちののれんが一番!と言わんばかりに誇らしげに揺れています。
ふと足を止めてみたくなる、美しいのれんの数々。
ある建物の中もご案内いただいたのですが、まあなんと豊かなことか。
現代に受け継がれ、人々が暮らし集う場所になっているだなんて。
ガラス戸一枚とっても、見惚れる美しさ。
ただ保存するだけでなく、住まい手が生活を豊かに楽しんでいる様子が伝わってくるのです。
下校途中の小学生に“おかえり~”と一人ひとりに声をかける加納容子さん。
そして、“ただいま~”と必ず声が返ってくる。
豊かさ…とはなにか。
考えさせられる、そんな勝山の旅でした。
一週間二週間と滞在して、その豊かさをもっと感じてみたいものです。
ひのき草木染織公房&ギャラリー
717-0013
岡山県真庭市勝山193
0867-44-2013
studiohinoki@gmail.com
10:00~18:00(冬期17:00)
水曜定休日
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